近年、在宅勤務やリモート会議が日常的に行われるようになり、働き方に大きな変化が表れています。リモートワーク下でのマネジメントは、ジョブ型雇用が向いているといわれており、雇用システム自体を見直す企業も少なくありません。これからの働き方はどのように変化するのか? オフィスの必要性は? 本コーナーは、そんな疑問に答えるために過去の取材記事を含めて有識者の方々の見解をまとめていきます。

近年、ビッグデータを活用してエビデンスに基づいた提案を行う「データサイエンス」が注目を集めている。今回は、データサイエンスを使って観光市場や土地・住宅市場で実証分析を行っている立正大学データサイエンス学部の大井達雄教授にお話しを伺った。

働き方やオフィスのあり方を見直す過程の中で、フリーアドレスやABWを導入する企業は少なくない。ABWを成功させるポイントはどこにあるのか?今回は、長年にわたってABWや空間デザインの研究を行っている東京都立大学の笠松慶子教授、東京工科大学の相野谷威雄講師にお話を伺った。

近年、働き方の課題として「コミュニケーションの向上」をあげる企業は少なくない。テレワークが普及する中で、一体どのようなオフィスを構築すればいいのか。ここでは東京造形大学で室内建築を専門領域にしている地主廣明教授にお話を伺った。

コロナ禍で急速に進んだテレワーク。その導入によってコミュニケーションや人材育成などにおける問題が顕在化した企業も少なくない。オフィスの役割が変わりつつある中で、今後はオフィスの存在意義をどこに求めるべきなのか。長年にわたって、組織マネジメントやオフィスの研究を行っている東京工業大学の妹尾大教授にお話をお聞きした。

テレワークの急速な普及など、働き方が多様化する中でABW(Activity Based Working)を積極的に導入する企業が増えてきている。ABWの導入は、従業員の生産性向上にどの程度の影響を与えているのだろう。今回は、最先端のAIとセンシング技術を使ってオフィス環境を研究している芝浦工業大学情報工学科 新熊亮一教授にお話を伺った。

コロナ禍でテレワークが急激に普及するなど、企業の働き方が大きく変化している。働き方の変化は、ワーカーのメンタルにどのような影響を与えるのか。今回は、長年にわたって職場のメンタルヘルスやワーク・エンゲイジメントの研究を行っている慶應義塾大学総合政策学部の島津明人教授にお話をお聞きした。

近年、新型コロナウイルスの感染防止といった外的要因もあり、急激にテレワークが普及している。そうした働き方の変化はオフィスワーカーの生産性にどのような影響を与えているのだろうか。今回、30年以上にわたって「オフィス環境とオフィスワーカーの生産性」を研究テーマとしている関西学院大学総合政策学部の古川靖洋教授にお話を伺った。

在宅勤務やリモート会議の急速な普及でオフィスのあり方が見直されている。各社の対応も、スペース効率を重視する企業、コミュニケーションの向上を講じる企業とさまざまだ。今後、オフィスはどうあるべきか?今回は「組織行動学」を専門領域にしている早稲田大学 村瀬俊朗准教授にお話をお聞きした。